01 / GROWTH
事業の計画と
技術の準備をそろえる
事業を広げるときは、システムへの投資と、それを使い続ける体制を一緒に考えます。最初に決めたいのは「何を導入するか」よりも、「どの業務を、どの状態まで変えるか」です。
例えば、拠点を増やしても、本社で数字を集める作業が手入力のままなら、集計を担う人の負担が残ります。新しい取引先に情報管理の説明を求められても、担当者と手順が決まっていなければ、ツールの一覧だけでは答えられません。
いまの仕組みで支え続けられますか。
本ガイドでは、経営判断・開発・運用をつなぐ体制を提案します。経営者が技術の細部をすべて判断する状態から、必要な材料をそろえて事業の判断ができる状態を目指します。
02 / BUSINESS CHALLENGES
課題を業務の場面から
具体的に捉える
次は、体制を見直す場面の例です。個別の導入事例ではなく、経営者と現場で課題を話し合うための整理としてご覧ください。
拠点や担当者が増え情報が分散する
顧客情報や売上の数字が拠点ごとに管理され、本社で集め直している。まずは同じ言葉・数字の定義をそろえ、どのデータを正とするかを決めます。そのうえで、入力の重複を減らす連携や運用を検討します。
最初の一手:1つの業務を選び、入力から集計までの流れを書き出す。
開発の費用や優先順位を判断しにくい
機能の追加が続き、何にいくらかかるのか、どこまでできれば完成なのかが曖昧になる。見積金額だけを比べず、対象業務・完成条件・導入後の運用費をそろえて比較します。
最初の一手:「今回必ず実現すること」と「後でよいこと」を分ける。
取引先から管理体制の説明を求められる
データの保管先、閲覧できる人、障害時の対応などについて質問を受ける。回答を作る前に、実際の設定・契約・運用手順を確認し、説明と実態の差を明らかにします。
最初の一手:取引先の要求事項ごとに、確認先と回答責任者を決める。
03 / FOUNDATION
整える領域は3つ
「事業・システム」「開発・意思決定」「運用・セキュリティ」をつなげて確認します。下の表は、社内で話を進めるときの整理例です。
| 領域 | 確認したいこと | 手元に置くもの |
|---|---|---|
| 01事業・システム | 事業の計画に必要な機能と、現在の仕組みの差は何か。 | 業務の流れ システム・契約の一覧 |
| 02開発・意思決定 | 誰が優先順位を決め、何をもって完成と判断するか。 | 開発の優先順位 責任者・完成条件 |
| 03運用・セキュリティ | 誰が利用でき、問題が起きたら誰が対応するか。 | 権限・管理者の一覧 復旧手順・連絡先 |
取引先に説明できる状態にする
大手企業との取引で確認される内容は、相手や契約によって異なります。要求事項を受け取り、現状・不足・対応する担当者を整理しましょう。特定のツールを入れることだけをゴールにせず、運用の実態を説明できる資料をそろえます。
セキュリティ対策を具体化するときは、経営者向けの考え方と実践手順をまとめた、IPAの「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」も参考になります。
04 / ROLES & RESPONSIBILITIES
誰に何を任せるかで
進め方は変わります
外部CTOを入れること自体を目的にする必要はありません。社内に技術判断を担う人がいるなら、その人を中心に進められます。足りない役割がどこにあるかを整理してから、採用・開発委託・外部CTOの活用を考えます。
| 役割 | 主に担うこと | 分担のポイント |
|---|---|---|
| 経営者 | 事業の目的、投資の優先順位、予算と許容するリスクを決める。 | 技術面の評価を受け、事業上の最終判断を行う。 |
| 社内の担当者 | 現場の課題を伝え、業務で使えるかを確認し、日々の運用を担う。 | 導入前から参加し、引き継ぎと運用時間を確保する。 |
| 開発会社 | 合意した範囲の設計・開発・テストを実行する。 | 完成条件、変更時の費用、保守の範囲を明確にする。 |
| 外部CTO | 技術の選択肢を評価し、開発方針・優先順位・進行を技術面から支援する。 | 経営と開発の間で判断材料を整える。実装の担当・費用は別に決める。 |
相談先はいま不足している役割から選ぶ
社内で技術提案を評価できるなら、開発会社へ実装を依頼する進め方が考えられます。
外部CTOなど、事業の目的を技術の方針に落とし込み、提案を評価する役割を検討します。
社内の責任者の採用・育成も選択肢です。外部支援を使う場合も、判断の記録と引き継ぎを支援範囲に含めます。
05 / NEXT STEPS
すべてを一度に変えず
優先順位から決める
最初に、業務の停止につながる問題と、期限のある取引先対応を確認します。そのうえで、事業への効果・対応費用・現場の負担を比較し、取り組む順番を決めます。「いま着手すること」と同時に、「今回は見送ること」も合意しておきましょう。
- STEP 1
現状をそろえる
事業で実現したいこと、困っている業務、現在のシステム・契約・担当者をそろえます。新規開発が必要か、既存ツールや業務手順の変更で対応できるかも比較します。
残すもの:現状の一覧と課題 - STEP 2
最初に取り組む範囲を決める
対象業務を絞り、責任者・予算・完成条件を合意します。「集計が速くなる」だけでなく、誰がどの作業をしなくてよくなるかまで具体化します。
残すもの:優先順位と進め方 - STEP 3
実行し運用につなぐ
実際の業務で完成条件を確認し、手順・管理権限・障害時の連絡先を引き継ぎます。運用費と現場の負担も振り返り、次に広げる範囲を決めます。
残すもの:運用手順と見直し項目
WHERE AN EXTERNAL CTO HELPS
経営と開発の間に技術の判断役を
Liberta Structureは外部CTOとして、技術方針・技術選定・ベンダーとの折衝・開発の進行管理を支援します。最初に現状と課題を伺い、判断材料の整理から開発の推進まで、必要な支援範囲を提案します。既存の開発会社と進める形にも対応し、開発・実装が必要な場合は範囲と費用を別途整理します。
外部CTOの支援内容を見る06 / LET’S TALK
次の成長に向けて
まずは現状の整理から
何を開発すべきか、誰に任せるべきか。
まだ決まっていない段階でも、ご相談いただけます。
事業で実現したいこと / いま困っている業務 / 社内の担当体制
初回相談無料・オンラインで全国対応
外部CTO 月額30万円〜。開発・実装は別途お見積り。
